o_hotibi’s diary

演劇人の独り言

底辺公立高校→私立大学入学して

私は中学生の時市内でも有名な超底辺高校に入学した。ガラが悪いのはもちろんのこと、頭も良く無い。言葉使いも悪い。三拍子が完璧に揃っていたと思われる。無論、私もその一人だ。

 

3年になり進路が別れる時期私は演劇科がある私立大学を受験する。合格。そして入学。各都道府県様々なところから人が学びに来ているのだ。そこで痛感したのは皆の「育ちの良さ」だ。

 

・悪口を言わない

・人を否定しない

・窮屈じゃ無い

・グループを作る必要がない

 

高校の時には悪口三昧、何かあれば人を見下し。貶し、バカにしていたにも関わらず私立大学ではそう言う事がないのだ!(100%言わないわけではない)

驚いた。この世界に驚いた。金があると言うことは心に余裕があると言うことだ。

 

一人暮らしを否定せず、演劇を否定せず、「頑張って!」と言える他人の親が羨ましいのだ。

うちはどうだろうか。どこかの座組みに入れば「勝手なことするな」。役者をやると言ったらこれまた「勝手なことをするな」。

私は1年生の10月まで学校と関われなかった。親が怖いからだ。逆らえば「退学だ」「死ね」「親をどう思ってるんだ」だ。パワハラ〜!

私立大学の人たちはそんなことない(例外はある)。皆がいい子で親と良好な関係を保ち、「今日一日のスケジュール」をこと細かく出さなくても、怒鳴ることがないのだ。

 

一番驚いたのは飲み会の席のだ。私が帰ろうとすると「泊まれないの?」と言われる。「えっ!?みんなそんな急に泊ってもいいわけ!?」と衝撃が走ったのを覚えている。高校3年間ずっと仲がいい(今でも)友人の家はおろか、友達の家にさえ泊ったこともないのに。

 

衝撃だった。羨ましかった。同時に「なぜ自分の家はこのように世間と違うのだろうか」と疑問を持った(前から気になってはいたが)。

 

瞬間湯沸かし器モラハラパワハラ怒鳴れば言うことを聞くと思ってる超自己中心的DVうんここと、私の父。

悲劇の主人公自分が一番可愛くて自分が一番健気な暴力夫にも怒鳴られれば負ける戦闘力100くらいしかない母。

 

いやもう絶望かよ。

 

私の双子の片割れである兄は、20歳になった年の1月無事この家を脱出。家出ともいう。

ふわりふわりと風船のように暮らしている。羨ましい。

 

結論は「親は選べない」

最近ふと思ったこと

最近ふと思ったことをつらつらと書こうと思う。

私は演劇を大学からやっている。今年で3年目だ。一度私が作演出した公演も打ったこともあるし、役者も経験した事がある。

 

ふと思ったこととは何かというと、面白いものと面白くない演劇についてである。

この問題は観劇をする当の本人が「面白い!」と思ったら面白いし、「つまらん」と思ったらつまらないのだ。そして何より恐ろしいのは「つまらん」と思った瞬間にその劇団を見に行こうとは二度と思わない可能性がある。怖い。正直怖い。

 

ではどうやったら面白い作品を書き、演出することができるのか。根本的には勉強するしかないのかと思うが、時代のニーズにばかり合わせては「一体お前は何を作りたいのか」てなことになりかねん。「お前が作る作品は統一性がない」なんて言われた日には布団を頭からかぶって荒野行動をやってキルレベルを上げて3日は寝込むだろう。

 

なので私はこう思うことにした。わしの作品はしこたま面白いんやと。一見ポジティブに見えるが、よく目を凝らすと虚勢を張っているに過ぎない。仁王立ちで構えてるくせに尻尾は内側に巻いているのだ。

それでもいい。自分の作品が一人でも多く面白い」と言われたらそれでいいのだ。

 

 

ミュージックスタート!